子犬は母親の母乳を飲んでいるうちは移行抗体によって守られています。
病気予防のワクチンは、成犬の場合、1年毎に1回の接種を行ないます。しかし、今般では、
3年に1回の接種でも効果があるとの報告もあります。
子犬の場合、生後50~60日で1回目、その後1ヶ月に2回目のワクチンを接種します。
これは、子犬は母犬から胎盤・母乳を介して貰った免疫が、約2ヶ月間体内で働き、徐々に消失
していくためです。母犬から貰った免疫が体内に残っている場合、ワクチンをうっても効果が現れ
ません。しかし、全ての子犬がきっちり2ヶ月で免疫が無くなると言うわけではありませんので、
免疫が切れるであろう時期の約2ヶ月目と、念のため1ヶ月後の、最低2回の接種を行ない
ます。
なお、同居犬がいる場合には、念のため、3回目のワクチンをうつ事もあります。通常ですと、
はじめの2回は混合ワクチンをうち、3回目はパルボウィルスの単味ワクチンの接種を行ないます。
また、ワクチンは接種後すぐに効果が発揮されるわけではありません。
ワクチンが接種されてから、免疫(抗体)が出来るまでに、2~4週間の
時間を要します。ワクチンの効果が出るまでは、他の犬との接触は避けられたほうが良いでしょう。
子犬の場合、外へ散歩に行ったり、外へ連れ出したりする時には、
ワクチン接種後効果が現れる2~4週間後以降にしたほうが良いでしょう。
感染症は100%外部要因によるものだからです。感染源であるウィルスと接触しない限りは、
発症することはあり得ないのです。
しかし、ウィルスをどこで拾ってしまうか誰にも予測できませんね。
ワクチンによる抗体は約1年で切れてしまいますから1年後にまた接種しなければなりませんが、
その接種をしていないために感染している犬との接触だって色々な場面で考えられます。
お散歩の時に接触したり、ドッグランで遊ばせている間に起りうることなのです。
ですから、「万一に備えたもの」として、予防措置のワクチンを打つのです。